政治を原点に戻そう

平成の時代が終わります。

 長崎に人類史上2番目の原子爆弾が投下され、第2次世界大戦が終わり、石炭や造船、製鐵製鋼など、 復員兵が戻ったころ、 長崎県の人口は最高を記録しました。高度成長時代から住宅地が斜面に広がり、高台や周辺町に団地が形成されるなどバブル期にかけて、長崎の街も大きく変化しました。

 平成に入り、衆議院の小選挙区制度と政党助成金が始まって、政治環境は一変し、世の中は過半数で決めるということが当たり前のようになってきました。世界の政治環境も自国中心主義が進行し、国内にあってもかつての中選挙区の時代に見られた政党の切磋琢磨努力や、共助の精神が薄れ、小選挙区制度によって、少数の意見が制度上反映できにくくなりました。そして、党内でも政党助成金が作用して、 弱肉強食政治がまかり通り、民意を無視する傾向も出てきました。 

長崎市政でも、住民無視、反対者へのいじめ圧力といった現象が出てきました。また、財政見通しの甘さが露呈しています。

 我が儘が過ぎる首長や取り巻きの議員が利権に終始するといった現実をみて、政治を志したものの一人として、この構造と暴走を止めることこそ急務だと考えました。

 15年くらい前から「コンプライアンス遵守」が叫ばれ、企業の内部告発による事件が多発し、その対策として上位者が身を守るための契約が横行し、分社化や外注・派遣などの雇用環境に移行する中で、労働条件の悪化と責任を取らなくてよい仕組みが出来ました。経済的民主主義が崩壊しています。

 企業や組織は理念や目標があり、法の下での社会倫理に反しない限り、業務命令や指導は行われて当然だと思います。
 ハラスメント(嫌がらせ)も、企業や様々な組織で、定着してきました が、コンプライアンスと同じような役割を演じ、結果として、通常の指導とパワハラが混同されるなど、非常に活動がしにくく、責任を取らない社会へと進んでいるように思えます。 間違った時や危険な行為に及ぶ場合「やかましく怒って、失敗を繰り返さないための措置」は、当人のためにも当然だと思います。

 昨今の長崎市政でも、同じような傾向を感じます。職員に元気と笑顔がない。決済に時間が掛かる。現場指導時の技術職員の服装の乱れ。議会での若手議員がはつらつとしていない。

 硬直化し閉塞感が感じられます。もっと責任感を持って様々なことに挑戦する。現場を知る。勉強をする。といった風潮と風通しの改善を痛感します。せっかくの人材が活き活きと活動することからやり直す必要があります。長期的なビジョンが見えてこず、行政本来の業務を外出しして、人材が育っていない懸念を覚えます。

 「マイス施設建設」が及ぼす影響に危惧する市民の皆さんのお手伝いをしました。そして12月議会での市長と議会の対応の全てを見届けましたが、「嘘で固めた市長」を擁護する議会の一部会派とイエスマン議員に、長崎市政の大変革の必要性を痛感しました。

 今年は、地方選挙の年です。最も身近な地方議会の議員選挙を通じて、私たちの声をしっかり届けましょう。

 誰かに任せる。とか、単に若い政治家に委ねる。というこれまでの姿勢から、一歩前へ踏み出して声を出してください。働き盛りの若者が一生を賭けるには、現行の議員諸制度では不安があります。

 そして、兼業で活動できる議会へと変革させることで、働き盛りの若者や女性や、人生経験豊かな高齢者の政治参加・議員活動を送り込みたいと考えています。

  皆さんの期待や声が大きければ大きいほど、議員さんは、頑張ってくれるはずですから・・・